最近話題の准教授のペダリング講義室です。
どうなのかを考察していきます。
最初の10分程度は軽負荷で普段通りのペダリングをしている際に
どのような漕ぎ方をしているかを准教授が解析、レクチャーしてくれます。
その後、1分で50Wずつ上昇していき限界まで上げていくというMAPテストに近い方法で
高負荷時でのペダリング効率の変化について考察を行っていくといった内容でした。
詳しくはこちらを。
残念ながら私はサドル高がでなかったので、本来行っていたバイクとは
別のバイクで実施しました。サドル高はちゃんと出ないだろうと諦めてましたので
非常に助かりました。
ただ講義で使用したバイクには普段使っている真円のチェーンリングではなくQ-Ringsがついてましたので
やむを得ずQ-Ringsで実施することになりました。
測定結果は以下のようになっています。
左のグラフが接線方向、右が法線方向の力がかかっています。
図を見るとわかると思いますが、330度あたりから接線方向の力が発生しています。
ですので上死点でもうまく力がかれられていてそこは問題ないとの事でした。
私の場合問題になっているのは210度から240度あたりでもまだ力がかかっていましたので
この部分の抜重をするとさらに効率が上がるとの事でした。
上手に抜重が出来ている時には効率が70~80%くらいまで上昇していました。
最近気になっていました点として、自分との感覚と実際のペダリングのズレがないかが
非常に気になっていました。
結果的には意識のズレについてはあまりなかったです。
逆に引き足がうまくあげられていないなぁというのもなんとなくわかってはいました。
ただ、今まで可視化することがありませんでしたので自信はなかったんですが、
今回の測定でおおむね自分の思っていることが間違ってませんでしたので良かったです。
強いて言うなら90度で接線方向のピークが来てなかったことくらいです。(大事なことですが。。。)
あと一番興味深かった点ですが、上死点で力をかけていく際に発揮している筋肉について、
准教授と私の間で認識にズレがあった点です。
足を前へ蹴りだすようにペダリングしているから、
最後まで足をとっておいてスプリントするためには別の筋肉を使ったほうがよいと
聞きました。その場ではほう、そうなのか!と思ってました。
ですがよくよく考えてみると最近練習で足が終わるときはだいたい前側の筋肉がパンパンになるのではなく、
後ろ側の筋肉がパンパンになります。。。それに最後のスプリントも前側の筋肉がパンパンで踏めなくなり
失速するというようなこともないですし。。。(スプリントは苦手ですけどw)
この認識のズレはなんで起こっているのでしょうか。
私の意識では上死点で力をかけていく際には前側の筋肉を使用しているのではなく、
前傾が深くなるにつれて、前に蹴りだすように漕ぐ
(イメージとしてはサッカーボールをけるような動作やレッグエクステンションの動作)よりも
足の付け根付近から動かすようにした方(椅子に座った状態から前傾し、股関節を使って
足を動かすような動きが近いです)が上死点では力が入るように感じてますし。
上記二種類の力のかけ方の違いによって認識にズレが起きたのではないかと思いました。
またペダリングも人それぞれ意識や癖がモロに表れてましたので他の方が行っている
講義を見るのもとても楽しかったです。
地方にいると中々ペダリング講習会を受講する機会はありませんので、受講するきっかけを作ってくださった
准教授及びBPSなかやまさん、ありがとうございました。
最後に、ペダリング講義室の模様を被験者くえごで撮影したものがあります。
ただし撮影ポイントに難がありましたので足の動きの一部分しか撮影できていませんがご了承ください。
時間のある方はご覧くださいw