ゆるぽたデベロッパー(仮)

新タイトル検討中w

ドーピングのお話。

今回はアロマテラピーとドーピングのお話です。
言いたいことはだいたいこちらに分かりやすくまとまっています。

と書いた上で。
アロマテラピーでよく使われているゼラニウムですが、
登録選手は使用を控えたほうがいいかもしれません。

本を読んでいると、シドニーオリンピック(2000年)時点でアロマオイルを
選手に実施していたようです。本にはこう書いてありました。
シドニーオリンピック選手村で勤務をした経験において、本国のメーカー「ジュリーク社」がスポンサーとなり、
選手にボディケアセンターを設置し、約5,000人もの選手を受け入れました。当時使用されていたオイルは、
ローズマリー、ラベンダー、レモン、ペパーミント、パイン、バーチ、ゼラニウムユーカリなど8種類を3%に
希釈された商品と、アルニカローション、カレンデュラローションも準備されていました。
少なくとも、これらを使用したことで、違反となった選手はいません。』

とあります。ん???大丈夫なんじゃ?
はい、シドニーオリンピックの時点では問題なかったんです。
気になっているのはこの一文です。
イメージ 1

上記は2011年禁止表(日本語版)から抜粋したものです。
2011年から興奮薬"メチルヘキサンアミン"は禁止リストに追加されています。
ゼラニウムエッセンシャルオイル(精油)からメチルヘキサンアミンが
微量含まれている模様です。(これは最初のリンク先に書いています)
なのでゼラニウムの使用は控えたほうがいいと思います。

ゼラニウム、特徴的な香りです。私はリラックス出来るとてもいい香りでした。
ミドルノート(持続時間30分~2時間程度)で香りも強いですので、
レース会場でレース後にゼラニウム入りのリカバリーオイル塗っていると
気づく方もいると思います。
もし気づいた方がゼラニウムのアンチドーピングに関する知識が(微妙に)あって
ゼラニウムの香り知っている人だときっとモヤっとすると思います。
ですのでJCF登録している選手は使用を控えるのがいいのかなと
調べた結果感じました。
変にドーパーだと疑われて後ろ指刺されるのもよろしくないですし。

参考文献
神崎貴子(2010)『スポーツアロママッサージ よくわかる!実践バイブル』 フレグランスジャーナル社.
梅原亜矢子(2016)『新版 これ一冊できちんとわかるアロマテラピー』 株式会社マイナビ出版
「2011 年禁止表国際基準」<http://www.playtruejapan.org/downloads/prohabited_list/2011_ProhibitedList_JP.pdf>(参照2017-4-5).