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パワー計測器について思うこと

今回はパワー計測器(パワーメーター)についてです。

私もパイオニアペダリングモニターをガーミン(ココ重要)で愛用しています。
以前ドグマを買ったと同時期にパワータップも使ってましたので、
パワー計測器を使いだして約4年3ヶ月くらいでしょうか。

使ってきた中で感じたことを書いていきます。
個人の意見です。信じるか信じないかはアナタ次第です(笑)

メリット
・絶対的な指標であるため、外的要因に影響されることなく過去の状態と比較がしやすい
・メニューが豊富、練習が近場で完結する
心拍計より安定して追い込んだ練習が出来る
・パワー基準でペーシングができるのでオーバーペースになりにくい
疲労度や調子の管理も数値でできる
・目標レースのパワーデータがあれば単独でも模擬レースの練習の再現性が高い

デメリット
・空気抵抗・路面抵抗・斜度変化などの外的要因に対する変化に対応することが疎かになりやすい
・自転車を操る技術が疎かになりやすい
・パワーを上げることにこだわり過ぎるとフォームやペダリングが雑になりやすい
FTP測定してないと間違ったゾーンを鍛えることになる
FTP測定が死ぬほど苦しい

こんなところでしょうか。
ワットは絶対的な指標として過去の状態や他人との比較はしやすいですので
勘違いしやすいです。
誰かと競う場合に大事なのは、
個人TTヒルクライムの場合は「タイム」であり、
ロードレースやクリテリウムの場合は「順位」だと思っています。
仮に平坦TTで300Wを1h出したとしても35km/hしか出せなければ平凡なタイムですし、
ロードレースで1500Wを5sec出せたとしてもスタートアタックで出していたとしたら
順位は平凡かもしれません。

グループライドでもワットを気にしてもしょうがないかなと感じています。
グループライドでは周りのペースに合わせられなければ
千切れるか無駄なペースの上げ下げして迷惑かけるだけなので
ワット見てもしょうがないです。
グループライドしているときに一番ワットを気にしないといけないのは
脚力差の大きい女性と走る時だと思ってます(笑)

先にも挙げたとおり、絶対的な指標になりますのでグループライド後に
他のメンバーと比較しやすいです。その為練習後のコミュニケーションツールとしては
有効なツールだと思っています。

ワットを気にしているのは一人でメニュー練をするときくらいでしょうか。
あとは個人TTです。速度と通過タイムを意識しつつ、
限界を超えないように平均ワットを狙うペーシングをする為に使っています。

時間をたくさん確保して距離乗る人も正直必要ないのかなと思っています。
私の経験上、乗った時間に正比例して速くなっています。
たくさん乗った月は速くなり、乗れなかった月は遅くなっています。

あとはトレーニング論について勉強する気のある人でしょうか。
最近はオンライン上にもメニュー練の組み込まれたアプリがあるようですが、
(やったことないので小耳に挟んだ程度の知識です)
どのゾーンをどれだけやるのが効果的かくらいは最低限知っておかないといけないと考えています。
知識がないと、目標レースに対して全然関係のない自分のやりたいゾーンのトレーニングばかりして
結果がイマイチでした。なんてことも当然あると思います。(自分への戒めも兼ねて書いています)

まとめるとこんなところでしょうか。

パワー計測器使うのに向いていそうな人
・ローラーメイン
・一人で走ることが多い人
・自分の記録を塗り替えることにこだわる人
・たくさん乗れない人(月平均2000km以下)
・理論的な人

パワー計測器使うのに不向きそうな人(正確にはなくても強くなれると思われる人)
・実走メイン
・集団走行することが多い人
・対人的な勝負にこだわる人
・たくさん乗る人(月平均2000km以上)
・感覚的な人

お金が無限にある人はパワー計測器つければいいでしょうが、
瞬間的なモチベーションアップやコミュニケーションツールとしてだけ使う為に
つけるにはまだまだ高価過ぎると考えています。
なので「オトナのおもちゃ」と揶揄されるのも仕方ないのかなと
文章書いていても思った次第です。