第21回Mt.富士ヒルクライムに参加してきました。
まずは結果からです。
1:17:52 Ave232W(3.6W/kg)
目標としていたシルバーには届かずでした。
今回は当日レポ、準備の2部構成で進めようと思います。
まずは当日レポです。
【当日レポ】
「仕事の時間だ621」
その声で起床。(大嘘)
起床時の心拍は普段より10くらい高かったです。
高地なのでそんなもんですよね。
そこからはさっさと準備を行い、会場へ向かいます。
当日朝の食事は、
・ベーグル×2
・どら焼き×1
・フルーツヨーグルト×1
・ホットコーヒー×1
でした。
背中には以下を。
・アミノバイタルアミノショット×3
・VAAMプロ×1
・アスリチューン赤×1
第7ウェーブなので朝はゆっくりできました。
無事に7ウェーブの先頭を確保。
すると、スタート前に実況絹代さんのアナウンスで
栗村修さんが参加していたことが発覚。
なんと同じグループで走ることとなりました。
当日一番のサプライズ。
素敵ですねご友人!
前のほうに数名シルバー目標の方がいましたので、
一人の方が音頭を取ってくださってパックで走ることになりました。
(栗村さん含む)
私の目標は240W台で走ることです。
リアルスタート。
料金所までの500mで結構なペース。
というか完全にオーバーペース(250W over)だったので、
少し躊躇して離脱します。
が、しかし後ろを見ると誰もいません。
これを逃すとパックで走れることはないだろうと思ったので、
料金所付近の緩斜面で無理して追いつきました。
そこから20分くらいパックで走り、
5キロまでは残っていました。
音頭とってくれた方がシルバーペースとアナウンスしてくれたのは
有難かったです。
が、無理なものは無理だったので、緩斜面で引いたあと
集団から離脱しました。
集団内のメンバーは割と脚がそろっていたので
走りやすかったです。
ご友人...踊りつかれたのですね。
と言われた気がしました。
そこからは単独で最後まで。
ゴール後、パックで走ったメンバーとお話していると、
音頭を取った方だけはシルバー達成できたようでした。
結果的にはシルバー狙うなら乗ると判断したのは正解だったのかなと。
最終ウェーブでシルバー取得するには単純に力不足でした。
使用機材
・フレーム:Venge Pro 2020
・ホイール:CL50
・クランク:power2max
・タイヤ:Hutchinson Fusion 5 Galactik 25c(旧ETRTO)
・空気圧:前4.8bar 後4.9bar
走行ログです。
Selection #1~#4までがおおよそ20分単位で切った区間ログ、
Selection #5は走行ログです。
サイコンはCA600を使用して区間ラップは取得していたのですが、
SHIMANO CONNECT Labを利用してfit化すると
現在(2025/6/3時点)はラップが消される仕様のようです。(問い合わせ中)
GC利用者の方はご認識いただければと思います。
見事にパワーも心拍も右肩下がりなグラフになっております。
安定してるのはケイデンスだけです。
以降、準備編になります。
【準備編】
■参加した動機
2024年11月ごろ、思うところあって何か面白そうな大会ないかなぁと
考えていると、フジヒルが盛り上がっているという事に
気が付きます。
異常独身男性時代なら、普通にシルバーとれるくらいの
パフォーマンス※はあったと自負してるんですが、
じゃあお前さん取ったことあるのかよ?
といわれると、出たことすらなかったです。
そのため、一般既婚男性にクラスチェンジしてもシルバーとるくらいの
脚に戻せるかどうか頑張ってみようと思ったのが動機です。
※35:48 4.48W/kg(2018伊吹山HC E2)は出てました。
尚、前提条件として2024/7月以降、
・粉瘤手術
・資格試験
の影響もあり3か月ほぼノーライド、
2024/10/14からの復帰になります。
■基本方針
レース出場するにあたって、以下の方針をたてました。
①減量する
②中長期的にピークを合わせるように工夫する
③自転車以外のワークアウトもこなす
④家族との時間を大切にする
①は後述します。
②について。
故はこぶね氏が以前SNSで「ベース走1か月→VO2MAX1か月→無酸素1か月」
の3か月で回す。
というのをおっしゃってたのを見たので、
それを参考にして真似することにして上記の形で組み立てました。
私は直接はこぶね氏とは関わっていないですが、
友人の友人だった、というのも影響しています。
③について。
2019シーズン以降、ずっとどこかしら身体が痛い状態が続いています。
これが自転車のモチベーションが上がらない主要因の一つです。
原因はいろいろあるんですが、端的に言えば
身体の筋肉で弱いところや動かないところが悪さしている
です。
なのでエクササイズは欠かさないようにしました。
・腹筋
・腕立て伏せ
・懸垂
・背筋
・スクワット
・足指の運動
・カーフレイズ
・ニートゥウォール
主だって取り組んだ内容は上記でしょうか。足首より下の部位多め。
平日は毎日、上記のうち何かしらのメニューを行う形です。
あまり厳しく管理はしてなかったので、
やってればOK位の感じです。
お陰で健康的な姿勢を保てるようになりました。
④について。
一般既婚男性にとっては①~④の中でこれが一番大事です。
異常独身男性にクラスチェンジしないつもりなら。
■準備する中で成功したこと、失敗したこと
・成功したこと
減量
GW以降のコンディショニング
・失敗したこと
3,4月のトレーニング
歯の治療
一つ一つ書いていきます。
①減量
これは間違いなく成功したといえます。
2024/11/18時点で70.6kgあったんですが、
2025/5/30時点で64.1kgまでスリム化しました。
筋肉の減少も最小限と言っていいほど抑えられたので、
トレーニングのプロ飯田大樹さん(ミスd...のプロじゃないよ)からも
お褒めの言葉をいただいています。
とはいえ、2018の頃より体重+1~2kgですが。
しかし目標体重-1kgに到達したので、納得しています。
減量についてですが、
摂取カロリー<消費カロリー
を満たすことが大前提なので、
正直何食べてもいいと思っています。
そのため、基本方針としては「美味しいものを8分目まで食べる」
を徹底しました。それだけです。
時々訪れる、永遠に続くように感じるお腹の空腹については、
耐えてください。
狂い火の王になる為なら簡単ですよね(ニッコリ)
ここからは食べるときに気を付けたことを挙げていきます。
・バランスよく食べる
→主食(米、小麦)、主菜(肉、魚)、副菜(野菜)、乳製品、果物、に分類分けし、
ある程度は全て欠かさないことを意識して食べる
・3食欠かさない
・おいしいものは気にせず食べる
→ダイエット中食べたものです。
例。ラーメン(二郎系除く)、ピザ、ケーキ、トンカツ、寿司、カレー、和菓子etc...
・中毒性のあるものは避ける
→具体的には炭水化物と脂質で構成された食べ物です。
ポテトチップス、芋けんぴ、菓子パンなど
・よく噛んで食べる
→消化が良くなるのと満腹感を早く感じることができます
・サラダにドレッシングはできるだけかけない
→代用品として塩、胡椒、オリーブ油orアマニオイルを使用
・調味料にこだわる
→天然塩、胡椒(球の状態のやつを使用時にミルで挽く)、オイル等々
・ライド中に補給食を欠かさない
→1時間に大きな大きな焼きおにぎり1個相当+ACTIVIKEのライド用ドリンク
目的としては、ライド後のドカ食いを避けるのと
ライド中のパフォーマンス低下を狙っています
・高強度の日はしっかりと炭水化物を食べる
・低強度の日は少なめに炭水化物を食べる
→同じような消費カロリーでも、
高強度の時には糖質がエネルギー元なので、
体重を気にせず好き勝手炭水化物を食べてました。
代わりに低強度の時は少し少な目に食べてました。
・プロテイン不使用
→毎食20g~30gのタンパク質は必ず摂取していますので、
プロテインは不要と判断しました。
プロテインは安易に買って摂取しがちですが、なんで摂取するのか?
をよく考えた方がいいサプリメントだと考えてます。
・アルコールは週末限定で飲む
→週2~3に限定しました。これは趣味です。
糖質制限や脂質制限などの極端なことは行わず、量にだけ注意して
身体の声を聞きお腹がすいてるときにすいていればOK
という判断のもと、方針をブラさずに継続していきました。
②GW以降のコンディショニング
こちらについては、簡単なことなんですが、
GWにしっかり乗ってATLとCTLがマイナス30前後になるよう
乗りすぎない程度に乗り込み、
GW明けに3日ノーライドで回復、
そこから2週間VO2MAXを狙って重点的にトレーニングを
行いました。
最終週のテーパリング中、想定外に1kg減ったこと以外、
割と狙った通りに調子が上がったので、
当日は環境次第(ここ重要)でワンチャンあるくらいの
パフォーマンスが出せたと思っています。
環境に左右される程度のパフォーマンスだったと察していただければ幸いです。
次は失敗したことについてです。
①3,4月のトレーニング
これは3,4月は減量期だったのもあったんですが、
確実に停滞していました。
理由は色々あるんですが、一番大きかったのは
・ZWIFTレースで頑張った気になって、
狙ったゾーンを狙った通りに練習できていなかった
が挙げられます。
ZWIFTレース、やってて楽しいししっかりとした負荷がかかるんですけど、
それが狙い通りに適切な負荷がかけられているとは限りません。
慣れた方なら上手に狙った負荷をかけられるレースに出て
想定通りパフォーマンスを上げられるんでしょうけど、
私には無理でした。
気が付いてからはワークアウトに移行し、
想定した負荷をかける形に切り替えました。
後は単純に体の疲れが出てきたタイミングだったのか、
身体の痛み(膝、足首)も出たりして思うように練習できなかったり、
後述する歯の治療でストレスフルな生活をせざるを得なかったり。
次パフォーマンスを上げる機会に生かしていく所存です。
②歯の治療
これは歯の定期検診に昨年11月から行っているのですが、
一通り虫歯の治療が完了した後、歯の根が腫れてることに気が付きます。
11年前に落車で顔面着地をメイクして歯槽骨を骨折した際、
歯の神経を抜く治療をしているのですが、
歯茎が腫れて少しうずく感じが出てきました。
せっかくなので、治療をすることに。4月中旬の出来事です。
治療自体は歯の神経のある部分に詰め物をしてるのを
除去し、空洞にして膿を出す、という簡単なものですが、
膿を出すのに歯の神経のある部分を空洞にしておく必要があります。
治療開始時は空洞になった部分の歯茎から、
ご飯を食べるたびに激痛が走るので、
とにかく食事がストレスで大変でした。
ずっと悲しいまま?
→そうだ
という展開が一瞬よぎったのですが、
幸い5月には痛みも治まりご飯がちゃんと食べられるようになったので、
練習にも集中することができるように。
このblogを読んだ賢明な読者の皆様は歯の治療はシーズンオフにすることを
お勧めします。
【終わりに】
初参加でシルバーをとるチャレンジは失敗に終わりました。
最終ウェーブの特徴として、人工的な向かい風(下山パックの風圧)を浴びる
時間が長いです。タイムを出すには圧倒的に不利だと感じました。
ただし、
最終ウェーブである事は
フジヒルのリングチャレンジに不利な要因であっても
不能の要因ではない。
と考えております。
人生最速であれば同条件でも達成してたと考えてますので、
単純にそこまで戻せなかっただけの準備不足という一言に尽きます。
また再来年に準備することが出来たなら挑もうと思います。
火をつけろ、燃え残ったすべてに。